めちゃくちゃ好き。展脚してそう感じた虫。磨りガラスのようなつや消しの鞘翅。ただの黒ではなく灰色がかったような、表情のある質感が非常に好ましい。展脚も満足できる仕上がりだと思う。
今季採集した51mmのギリギリ大歯と言えなくもない個体。いや第1・2内歯の隙間が広すぎると言われればその通り。一回り小さい個体も採集したが、そちらは両顎先が僅かに欠けていた為リリース。いつか50mmを切る完全大歯を採集したい。再展脚したサパ産56mm。直線的に伸びた顎がスタイリッシュな個体。表情豊かとはいえないがシャープな印象でかっこいい。こちらも再展脚。特段優れた個体ではないと思うが、大顎のうねりや内歯の鋭さは見所だろう。最初の展脚時はスタイルの検討中で、間抜けな仕上がりになってしまっていた。
質感がより伝わるのでは?河原や海辺によくこういう石落ちている。水切りする?しない?ちなみにこの鞘翅、非常に水をよく弾く。
流石にノコギリクワガタの展脚はある程度安定してきたはず。
この類のミヤマに関して課題が分かるサイドビュー。特に上のサパ産がよろしくない。